よく笑います。
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ツ。
吉本ばなな『キッチン』を読む。
心を何度も揺らされ、
とにかく、興奮した。
私の自己紹介(2年ほど前からそのまま)にある
『日本の作品がすきです。』という言葉は、
海外の作品に全くといって良いくらい触れていないことを、
体よく解釈したものだ、と
(自分で書いておいて)つくづく思う。
この作品で述べられている感覚が、
ほんとに世界中で共感されているのであるなら、
私は今までたくさん損をしてきたなぁと、思った。
ぎりぎりの所で涙が溢れるのをぐっとこらえて読みきった。
涙が流れてしまったら、
作品に向いていた意識が自分に向いてしまうので、
それはもう必死に。
そのくらい、読み終えるまではこの作品の世界に浸っていたい、
と思った。
『常に死を感じて生きていたい』という下りが、
印象的だった。
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